情けは人のためならずがリアルに起きた


私はとある会社に勤める、ごく普通のサラリーマンです。
普段、会社には電車で通勤しています。

ある日、仕事で退社時間が遅くなり、夜中の10時頃に会社を出ました。
駅にはまだ人がそこそこいて帰宅途中のサラリーマンがほとんどでした。
その中で、大きな荷物を抱えた初老の男性が何やら挙動不審で、道行く人に話しかけていたのです。
通りすがるひとは、皆その男性を無視していました。

私が乗る電車のホームに行くにはその男性の前を通りすぎり必要があったので絡まれないようにやり過ごそうとしましたが、案の定話しかけられました。
男性は「すみません、助けてくれませんか」と声をかけてきました。
私は無視しようとしましたが、その男性の声は弱々しく、緊迫した様子があり、私はつい答えてしまいました。
聞くとどうやら帰りの電車賃が足りなくて、困っていたとのことです。
男性は疲れていましたが、話し方に品格があり、助けたいと思ったため、私は男性にお金を貸しました。
そのときに連絡先を交換し、後日必ず返すと言って、とても感謝したようすで去っていきました。

それから一週間ほどたった頃、その男性から電話があり、無事に帰ることができたお礼がしたいので直接会いたいと行って来ました。
割りと近いところだったので、現地に向かい、男性から貸したお金を返してもらい、お礼として高級なお菓子を頂きました。
男性はあの時、本当に帰れないと思っていたらしく、絶望的だったところで私が話を聞いてくれたそうです。

私はその男性から非常に感謝され、自分自身も人を助けることができたことで嬉しくなりました。

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